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夢)青春のブルー

若手女子で作る不動産協会のような組織から招待状が届く。
行ってみると芝生の上で花が咲いたようにキャリアと若さに溢れた
女子のグループが楽しそうに輪を作って談話している。
ああこの中に入れるんだろうか、と思う。

確か建築の顧問か相談役になって欲しいと言う依頼だった様な。
ゆるやかな芝生のスロープを上った上に目指す建物はあった。
上り始めて直ぐに横に誰かいるのに気付いた。
ネイビーブルーのシャツに濃紺のズボンをはいた若い時の自分だった。
お先にという様にずんずん上っていく。
後ろから見ると、肩の三角筋が柔らかく盛り上がり生命力を放っている。
身長は変わらない筈なのにすっと首が伸びて前だけしっかり見ている。
横顔もすっきりして贅肉がない。若さと自信に溢れた狩猟犬のようだ。

会場の中に遅れて入ると、小グループ毎のブースになっていて、入り口側からは全貌が見えない。
はて困った、私の座る場所が分からない。
現在の私の場所が・・・焦る。

そこで目が醒めた。
そう言えば若いときは青が好きだった。今着ている服は茶色だ!

リフレイン

リフレインが叫んでる。
これって今の心境やね。
すっきり終わらせたくない未練がましい私。
中年になってから事業欲に目覚め、その手の道をそろりそろりと這って来た。
まるで用心深い爬虫類のように。
近くに先駆者はいなかった。ということは元々向いていなかったのだろう。
結局、事業者にはなれなかった。

でも少しだけ自負もある。
目指す方向に遮二無二突っ走ったと言う自負が。
何かになろうとした、その軌跡が唯一の生きてきた証。

最近昔の歌ばかりやたらと頭の中でフルコーラスで出てくる、
脈絡は無いみたい。
壊れたオルゴールみたいだ。

気に入って毎日聞いてる曲がこれ。
松任谷由実の時には響かなかった。
一流の歌手だけが持つ声の余韻のようなもの。香り。

夢の捨て場所

ヴェネツイア、ビエンナーレ、国際コンペ、
勝利の余韻の中、空港で迎える婚約者。

愚かな夢を見続けた。恥ずかしいほどの。

積み木で組み上げた大きな山を歳月と共に、言い訳と共に
一つずつ崩し続けた。

エンドマークが出た今、残骸の山は余りに大きく見える。
古びた手垢の付いた積み木。

この夢はどこに捨てれば良いのだろう。
今更替わりは見つからないし。

家族に迷惑を掛け続け、何度もやめようと思った。
でも帰る場所は何処にも無かった。

戻り道を断ち、後ろは絶壁と思い続け
前だけを見ながら崩れ続ける橋を走り続けた。

命賭けて辿り付いた先に思い描いた風景はなかった。

今、目の前の大きなエンドマーク。
人はそれを前にどこへ行けば良い。

この胸に大きく残った夢のかけらを抱いたまま。

秋の日の過ごし方

疲れた忙しいと言っていると、1年中そうなのだと思われる。
ブログに月に1回きりのフレンチやイタリアンを食べている写真ばかりを載せ続ければ、
この人は1年中そういう食生活を送っていると思われる。多分・・。

見栄っ張りの私にもそういう傾向はある。
でもその手の文章は記録として書いている。写真に残すように文章に残していく。
読み返すこともないけれど。

ここ半月以上は暇だった。というか通常の忙しさに戻った。
忙しくないことは普通はいいことだ。でも自分自身に給料を払う身にはそうでもない。
体力的には吉でも精神的には凶と出る。因果な話だ。
一番嬉しい時は、まとまった仕事が先に決っていてそれが始まる前の充実した充電期間だ。
しかしいつもいつも美味しい時間は来てくれない。
精一杯人生は楽しまなければ。暗い不安を押さえ込み明るい陽の元に飛び出していく。
これからは意識して楽しむようにした。
上野公園に居ると言う地の利を生かさなければ。

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新聞社からただで貰った券で上野の森美術館で北斎展を見る。
第一印象はあれ、小さい、だ。版画なので洋画のように大きくない。展覧会場で離れてみたら何も分からなくなる。

北斎はパースペクティブの人だったと認識。
ものすごく正確に透視図を起こしている。
忠臣蔵の小さな版画を隅々まで見渡す。
五線譜の上の音符のように人が転がっている。
凄い情報量だ。

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次は吉村さんから頂いた招待券で、都美術館の元陽展に行く。
ほんの少しだけお会いして話すチャンスがあった。
何かの取材中だったみたい。
彼は私に対して建築を選びきれなかった負い目を感じている。
私は反対にアートを選びきれなかった自分を恥じている。
20年ぶりにお会いしても心が違う方向へ向かってしまう。

一つだけお願い。少し違った絵が見たい。
一生かけて一つのモチーフを追うのも生き方だろうけど、
答えはないんだから、もう少し楽しませて欲しいなと勝手に思う。

ここの新装なった最上階のレストランMUSEUM TERRACEは良い。
以前の社員食堂のような雰囲気ではない。
原宿か六本木のおしゃれな店にいるみたいな気分になれる。
夜の8時頃までやっているけど、真っ暗になった上野公園の森を突っ切ってまで
閉館した美術館のレストランに食べに来る人はいない。
だから夜はガラガラ。芸大生のアルバイトの子が暇を持て余す。
コーヒーは美味しい。大振りのカップに黒い艶のある液体が芳香を放つ。

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帰りには上野公園でヘブンアーティスト達の大道芸熱演を見る。
ここのところ公園に散歩に行く度に幸運にも彼らの異才ぶりに触れられる。
抑制されたおどろおどろしさ。芸へのひたむきな熱情、将来への不安。
若さだけが持つこの特殊な生き方を選択した者への賛辞を惜しまない。

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先週は葛飾の水元公園に行く。
およそ10年ぶり。3.11以降は放射能雨の影響で訪れる人は激減。
ようやく除染も終了宣言が都から出されて安心して行くことにした。
除染した公園はどこも惨めだ。
人の出が3分の1に減った上に、予算を使い果たして樹木の手入れが出来ていない。
ススキが伸び放題、川辺も荒地のようになって、
かつての風景画の対象となった美しい場所も探すのに苦労するほど。

ここの唯一のレストラン涼亭は良い。
天丼が大きくて秀逸。
ぱりっとした衣にえびなどの素材が吟味されている。
家庭の味ではなくプロのそれになっている。
満足の2文字を持って公園を出てこられる。

松戸の20世紀が丘公園も同じだ。人が少なくなりすぎてバードヲッチングには最適の場所になったけど。
柏の森公園はまだ行く気になれない。紅葉がきれいな場所なのにね。

今週は芦別出身の二紀会会員の方の絵を見に行く。
ここのところ行った場所は全部無料だ。むふふ。

誰か私にもっとただ券を!と言いながら秋の夜は更けて行く。
私も老けて行く。
紅葉を楽しむ気分になれないけれど、
この短い季節を体の奥に取り込もうとしてみる。

壊れた?

夏休み以来の3連休を取る。
祝日はずっと休み無しだった。初めて仕事が嫌になった。
一生大好きな仕事でいられると思っていたのに。

朝、シェーバーの異音に気付く。今までにないスカスカした音だ。
壊れた、と思って夕方急いでBIGCAMERAで同じタイプの物を買う。
家に戻り壊れたはずの古い方を試しに充電するとちゃんと動いた。
今まで充電不足のランプが付くとすぐに気付いたのに・・壊れていたのは自分の感覚だった。
仕方なく奥様には今度の自分の誕生日まで取って置くよと言う。
まだ3年目だからちと早いしね。

初めての顧客からメールが来る。面積表の数値が2箇所合わない、と。
全自動の完全無欠の自作面積表に、んなことあるめいと思ってみると
入力禁止箇所に自分で数値を打ち込んでいる。
この5年間で一度も無かったし、あってはならない事だ。
あ、壊れてる、そう思った。

3連休をとった。金曜から休み、自宅で転送電話を受けた。
3日目だけど、まだ仕事の夢を見続けている。
フェイクなんだといくら言い聞かせても頭は勝手に架空の仕事をやり続けている。

顔はむくみ、力が入らない。
きれいな看護婦さんのいる病院の真っ白なベッドで木立を抜ける風に包まれる自分を夢見る。
さらさらと鳴る枯葉の音だけを聞いていたい。

悠々自適とは程遠い人生。
男は一生働かなければならない。それがDNAに仕組まれた罠。

デング熱が来た

ブンブンブン蜂が飛ぶ。
これは上高地に行ったときのハイキング中に熊除けで歌っていた歌。
どこが熊除けか分からんけど、これを選んで大声で歌っていた。

昨日は昼間から上野公園の上空は騒がしい。何かあると直ぐにヘリが飛ぶ。ブンブンブン。
事務所の真上でホバリングしている。
直ぐにピンと来た。
間違いなくデング熱発生だね、こりゃ。ついに上野公園まで来たか。
23区全域の公園、神社は寄り付けん。

先週、やっとこさ、時間をこしらえて両大師に参拝してから上野公園に行った。
天気も良くいつもなら全てのベンチは埋まっているはずなのに、
何故かガラガラ。まさかもうみんな防御体制か?
年配者の多いこの上野公園でそこまで情報は早く伝わるのか?

ぶんぶんぶん、デング蚊が飛ぶ。
越冬した蚊は来年猛威を振るうのか?
都知事のあまりに無知で安易な終息宣言には一時驚いたけど、

上野公園は中に動物園や美術館を多く抱えているし、構造的にも閉鎖できない。学芸大の通り道にもなっているし。
代々木公園や新宿御苑は門を閉ざせばそれで済む構造だからね。

今じゃ看板だらけ
「蚊(か)にご注意ください!」

上野公園内で感染した可能性がある「デング熱患者」が確認されています。
上野の森美術館でも、防蚊対策を可能な限り講じておりますが、長袖シャツ・長ズボンなどを着用し、肌を露出しない服装をお薦めいたします。

夢)研究所の中

夢)
有名ではないが商業的には成功した建築家が自費で建てた研究所。
何でもありのデザイン研究所。そこに自費参加している。
教室では研究生が到底採算のあいそうもないデザインに没頭し
3Dプリンターで石膏型を削りだしている。
でも本人も何をやりたいのか良く分かっていないみたいだ。

息苦しくなって外のコンビニで何か買おうと出て見る。
盆地のように囲まれた狭い地所に工場のような建物が建っているだけ。
道の先は細くなり進めない。後ろに戻るだけだ。
戻るのはいやだった。
建物の中に入り、違う廊下、出口を探す。
ここなら別の場所に出られると思ったら、そこは外壁に穿たれた穴。
落ちたら命は無い。

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夢が醒めて)
疲労してると神経が高ぶりハイになる。
自己保存本能ばかり強くなり死ぬ前に何かを残そうともがく。
昨日はそんな感じだった。
今日はやけに落ち着いてアサリを使ったクリームシチュー作りに専念。
馴れてるはずなのに見事に失敗。
ワインと牛乳が分離して白いチーズの泡のようになってしもうた。
奥様に謝り夕食は生協で購入した冷凍時鮭にしてもらうことにした。
あ~あ。力が抜けていくよ。
1時間半も掛けたのに。アサリの砂抜きもうまくいったのにね~。

これでいいのだ、きっと。これで。
人生は無駄になることも多いってことかな。
余分な力を抜きなさいって誰かが言ってるんだ。

追記)シチューの分離についてはWEBの答えはどれもでたらめ。
自分で検証もせずに回答している輩が多い。
正解が一つも無い。

家路

金曜日の帰りの電車、先頭車両の一番目の座席に座り、
事故になったら真っ先に死ぬな、と思ったり。

身体は疲れているのに頭だけ興奮して休めない。
駅に到着して立ち上がろうとしたときに、ふと頭の中に聞こえてきた。
仕方なかったんだ、と。そうだ他に仕方なかったんだ。

リーマンショックに一気に流され葬られ、3.11に怯え、自分の中に閉じこもってしまった友よ。

かつてのエリート達、最難関を突破してきたはずなのに。
戦士の心がそんなに容易く折れるなんて
許せなかった、戦って負けたのならとも角、さっさと逃げるなんて、
そう思ってきた。
そんな友達にはもう誰一人会いたくないと思ってもいた。

水分の抜けた身体にしみ込んで来たその答え。
そう、やってみたけどだめだったんだ。きっと。
自分が生き延びたからそう言えるだけなんだと。
傲慢だった。

カンレキになって目の前に既製品の札が立てられた。
この先行き止まり。
答えを出しなよ。人生の精算さ。
〇か×か。
そう×なんだろう、ってね。

フッ飛ばしてやる、そんなもの。
現役、最高速で走り続けている。
答えはもう出ている。
それがどうした。いつ止まるかは自分が決める。

世の中が私の人生の主人じゃない。
私だけが私の主人だ。

走ってやる。
未だ知らない進むべき道は他にもあるはずだから。

浜田省吾、家路、以前この曲を深夜に一人聞きながら
行き詰った自分を呪い、ぼろぼろ泣いていたことを思い出すよ。


こちら個人投稿版、すぐに消えるかも

上高地

いつも悩む。今年の夏休みは何処へ行こうかと。
去年が車山イマイチ高原だったのでより本物の?高原を求めて旅立つことにした。
前に行ったのはもう19年も前のこと。
旅行の直前までWEB天気予報は雨模様。
最悪を覚悟してアマゾンの特急便でレインウェアを二人分購入。
行ってみたらホテルの人の予想通り、3日ともほぼ晴。

前回は古い和風旅館。今回は最良を求めて五千尺ホテル。
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見た目は会社の保養所。
手前がレストランなどの共用棟。奥が客室棟。
きっと創業時の山小屋風外観イメージを変えたくないのだろうと推測。
ホテルには見えない。部屋は広めのツインルーム。
インテリアの色彩は好み、水廻りは今時これはないだろうの3点セット。
とても気配りの良いホテルでした。ホテルマンの顔をはっきり覚えたのも初めての経験。
皆エンターテイメントしてるね。

こちらホテル目の前の河童橋。夜は星の降る橋になる。
小学生以来の銀河にめぐり合う。首が痛くなるのでホテル前のベンチに寝転び星を眺める。
ポツポツとボタンのように大きな星が空を覆う。
もう立てないぞ。
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河童橋から見た梓川。天気によってはエメラルドに見える清流。
やたらと人が多くて、何を見てるのかもう分からんし。
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上高地を北にハイキング。
標高1500mの山間の巨大な平原は何キロも平坦で歩きやすい。
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最後の日に見えた山頂にかかる雲の無い穂高連峰。
私にも絵葉書写真が写せます・・。
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奥様に引っ張られてひたすら歩き廻り、股関節が痛くなった。
それでも代え難いリフレッシュ。

この後、仕事の勢流に飲み込まれ数日で余韻が消えてしもうた。

波乗りジョニー

ここのところ、中学、高校、大学と同窓会にも出ず、友人と全く会ってない。
忙しくて行けないと言ったら別の理由があるのだろうと勘ぐられる。
分かってないね、カンレキブルーのじっちゃん達。
過去20年間で一番忙しいのだこちとら。
アベノミクスの高波に乗って経済のサーフィン中。
下手くそな初心者だけど。

以前と違うのは体力。しっかり休まないとモタナイ。
だから体力温存指数を計算しつつ動く。
海を見て波が来るかどうかを見極める。
全部乗りこなさなあかんのだ。

周囲に同年輩でそんな気を使ってる人はいない。
毎日暇だったら頭が真っ白になってしまう。
心だけは日焼けした波乗りジョニーだ。
実際やったこともないけど・・。
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神様も見捨てなかったようだ。
でも人にも会いたいし、話もしたい。
北海道にも行きたいのだ。
今年も何とか夏休みを確保。懲りもせずに高原へ。

探し物は何ですか?まだまだ探す気ですか。